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2024四国大規模停電の原因や理由はなに?人的ミスやサイバー攻撃の可能性はある?

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四国電力によりますと、9日夜、四国4県で一斉に停電が発生しています。 午後8時半時点での停電は 香川…6万2500戸 愛媛…11万1900戸 徳島…11万1400戸 高知…7万9500戸

という情報となっています。

21時20分時点の各県別の停電状況は以下のとおりです。 ▼香川県    10戸未満 ▼愛媛県    約22,400戸 ▼徳島県    10戸未満 ▼高知県    10戸未満 ▼合計    約22,400戸

停電の原因や理由は何?

大規模停電の原因は様々ですが、大きく分けて自然災害と人為的なミスに分けられます。

自然災害

  • 地震: 地震による地盤の変動や液状化によって、電柱や変電所が倒壊したり、地下のケーブルが損傷したりすることがあります。また、地震に伴う津波が沿岸部の発電所を襲うこともあります。
  • 台風: 強風によって電線が切断されたり、倒木によって電柱が倒れたりすることがあります。また、豪雨による洪水で変電所が浸水することもあります。
  • 落雷: 落雷が直接送電線や変電所に当たると、短絡や絶縁破壊を起こし、停電の原因となります。
  • 暴風雪: 強風と雪によって電線が被覆されたり、電柱が倒れたりすることがあります。

人為的なミス

  • 設備の老朽化: 長年使用された設備は、部品の劣化や絶縁性能の低下により、故障しやすくなります。
  • 誤操作: 人間の操作ミスによって、変電所のスイッチが誤って切断されたり、保護継電器が誤動作したりすることがあります。
  • サイバー攻撃: 電力系統の制御システムがハッキングされると、遠隔操作で設備を停止させられたり、誤動作を引き起こされたりする可能性があります。

1. 操作ミス

  • 誤操作: スイッチの入れ忘れ、誤った回路への接続など、単純な操作ミスが原因となることがあります。特に、緊急時や複雑な作業時には、ヒューマンエラーが起こりやすくなります。
  • 手順の逸脱: 標準作業手順書 (SOP) から逸脱した作業を行うことで、予期せぬ事態が発生し、停電に繋がる場合があります。
  • 計器の誤読: 電圧、電流などの計器の読み取りミスが、誤った判断を招き、停電の原因となることがあります。

2. 設計・施工ミス

  • 設計上の過失: 電力系統の設計段階で、負荷計算の誤りや、設備の容量不足などが原因となることがあります。
  • 施工上の不備: 建設工事中の配線の誤接続や、接地不良などが原因となることがあります。

3. 保守・点検の不徹底

  • 定期点検の怠り: 設備の定期的な点検・清掃を行わないことで、劣化が進み、故障のリスクが高まります。
  • 異常の見落とし: 点検時に異常を発見できず、それが原因で故障に至る場合があります。

4. コミュニケーション不足

  • 情報共有の不足: 異なる部署間での情報共有が不足し、全体最適な判断ができないことがあります。
  • 指示の伝達ミス: 上司から部下への指示が正確に伝わらず、誤った作業が行われることがあります。

5. 教育・訓練の不足

  • スキル不足: 作業員が十分なスキルを持っていないために、ミスが発生することがあります。
  • 安全意識の欠如: 安全に関する教育が不十分なため、危険な作業を行ってしまうことがあります。

6. 組織的な問題

  • 責任の所在が不明確: 責任の所在が明確になっていないために、問題発生時の対応が遅れることがあります。
  • 安全第一の意識が低い: 組織全体で安全に対する意識が低い場合、事故が発生しやすくなります。

7. 外部要因

  • 第三者の行為: 不法侵入者による設備の破壊や、外来物によるショートなど、外部からの要因も考えられます。
  • 自然災害の影響: 強風、落雷など、自然災害が原因で発生したトラブルに対して、適切な対応ができず、大規模停電に発展する場合があります。

その他

  • 鳥類の衝突: 大型の鳥が送電線に衝突し、短絡を起こすことがあります。
  • 異物の侵入: 送電線に風船やビニール袋などが絡まり、短絡を起こすことがあります。

大規模停電が発生しやすい状況

  • 夏の電力需要のピーク時: 冷房の利用が増える夏は、電力需要が最も高くなる時期です。
  • 冬の寒波: 寒波による大雪や強風は、送電設備に大きな負荷をかけ、停電を引き起こしやすくなります。

サイバー攻撃による大規模停電の可能性について

サイバー攻撃は、大規模停電を引き起こす可能性のある深刻な脅威の一つです。

近年、デジタル化が進むにつれて、電力システムも例外なくITシステムと深く結びつくようになりました。このことは、電力システムをサイバー攻撃の標的にしやすくしています。

サイバー攻撃が引き起こす可能性のある事態

  • 遠隔操作による設備の停止: 発電所や変電所の制御システムを乗っ取り、遠隔操作で設備を停止させることで、大規模な停電を引き起こす可能性があります。
  • データの改ざん: 電力系統の状態を監視するデータなどを改ざんすることで、誤った判断を誘導し、システムの不安定化や停電につながる可能性があります。
  • ランサムウェア攻撃: 電力システムのデータを暗号化し、復号の対価として身代金を要求するランサムウェア攻撃により、システムが停止し、復旧に時間がかかる可能性があります。

大規模停電の影響

  • 交通機関の麻痺: 鉄道やバスなどの公共交通機関が停止し、人々の移動が困難になります。
  • 通信障害: 電話やインターネットが使えなくなり、情報伝達が滞ります。
  • ライフラインの停止: 水道やガス、下水処理などのライフラインが停止し、生活に大きな支障が出ます。
  • 経済活動の停滞: 工場や店舗の操業が停止し、経済活動が停滞します。

大規模停電への備え

  • 非常用電源の確保: ポータブル電源や発電機などを準備し、停電に備えます。
  • 食料や水の備蓄: 数日分の食料や水を備蓄しておきます。
  • 情報収集手段の確保: ラジオや携帯電話などの情報収集手段を確保しておきます。
  • 防災グッズの準備: 懐中電灯、カセットコンロ、毛布などを準備しておきます。

大規模停電は、いつ起こるかわかりません。日頃からしっかりと備えておくことが大切です。