いよいよオリンピックイヤーです。ここでは私の大好きなボクシング競技につい
て話したいと思います。
ボクシングの世界では、世界選手権等、様々な大会のチャンピオンよりも、ことオリン
ピックチャンピオンに対しては“オリンピアン”と称し、プロデビュー後も大きな注目を
集めます。
前々回、ロンドンオリンピックミドル級金メダリストの村田諒太選手活躍はボクシング
ファンのみならず、社会現象にまで発展していますね。
そして、村田諒太選手の勢いに乗って挑んだ記憶に新しいリオデジャネイロオリンピッ
ク。出場したのは、ライト級成松大介選手、バンタム級森坂嵐選手。たいへん健闘されま
したが、成松選手9位、森坂選手17位でした。
リオデジャネイロオリンピックから条件を満たしたプロの選手も参加可能になったこと
から、アマチュア選手との攻防が注目されたなか、上々の活躍だったのではないのでしょ
うか。
村田諒太選手、清水聡選手(バンタム級銅メダル。後にプロデビュー)の活躍が突出し
ていたのです。それ以前は、1968年メキシコ大会銅メダル森岡栄治、1964年東京
大会金メダル桜井孝雄まで遡らなくてはいけないほどです。
さあ、ここからは間近に迫った東京大会日本代表予定の注目選手についてお話ししたい
と思います。
田中亮明選手()
明日8/5の14:00〜
田中亮明vs田中恒成
スパーリングをネットで生配信します↓
いつか倒そうと思ってたので気合い入れてやります‼︎https://t.co/BxkLParYos#田中亮明#田中恒成 pic.twitter.com/LoMNLnh6WY— 田中恒成/KOsei Tanaka (@KOsei530) August 4, 2019
1993年10月13日生まれ
170cm 52kg
岐阜県多治見市生まれ
中京大学大学院大中京高等学校教師同ボクシング部監督
5歳から空手を始める。12歳からボクシングに転向
主な成績
中京大学大学院大中京高等学校3年の時国体ライトフライ級優勝
駒澤大学在学の時3年間国体フライ級優勝
2019年コンスタンチン・コロトコフ記念国際大会トーナメント52キロ級準優勝
2016年アマチュアボクシング最優秀選手
実弟はプロボクシング3階級制覇チャンピオン田中恒成
堤駿人
アマの年間表彰で習志野高校の後輩の堤君が年間最優秀に選ばれたみたい。社会人が出る全日本で、高校生での王者は凄いよね。プロでも見たいけど、オリンピックで金メダル目指してほしいね!
東京オリンピックで活躍が期待される若い選手の舞台を無くさないで欲しい…@hththt2238810
#堤駿人 pic.twitter.com/ntxdgReKNQ— 木村悠(Boxing世界Champ) (@kim1123y) February 7, 2018
プロフィール
1999年7月12生まれ
171cm 62kg
千葉県千葉市出身
習志野高等学校卒業。
東洋大学。
主な成績
- 習志野高等学校の時に6冠制覇
- 第70回国体フライ級優勝
- 第28回選抜フライ級優勝
- 平成28年度ASBCアジアユース選手権優勝
- 平成28年度高校総体フライ級優勝
- AIBA世界ユース選手権フライ級優勝
- 第29回選抜フライ級優勝
- 平成29年度ASBCアジアユース選手権バンタム級優勝
- 平成29年度高校総体フライ級優勝
- 第72回国体バンタム級優勝
- 第87回全日本選手権バンタム級優勝
- コンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメント57kg級優勝
成松大介
#ボクシング 男子ライト60kg級の成松大介選手が初戦を決めました! #オリンピック #リオ2016 pic.twitter.com/QHWrrN3Rua
— オリンピック (@gorin) August 6, 2016
プロフィール
1989年12月14日
172cm 65kg
熊本県
熊本県立熊本農業高等学校
自衛隊体育学校
主な成績
- 全日本選手権でバンタム級、ライト級、ライトウェルター級で通算8度優勝。内2010年~2015年まで6連覇
- 2013年、2015年世界選手権ベスト16
- 2015年アジア選手権3位
- 2016年リオデジャネイロオリンピック2回戦敗退
- 2018年アジアボクシング競技大会ライトウェルター級3位
- 2018年度、2019年度アマチュアボクシング最優秀選手
岡澤セオン
鹿児島県在住で東京オリンピック出場を目指す岡澤セオン選手
プロフィギュアスケター浅田真央さんとの対談が南日本新聞に!#boxing #ボクシング#一緒ならもっと飛べる#jal#南日本新聞#浅田真央#岡澤セオン#鹿児島 #kagoshima#風は南から#鹿児島ボクシング#鹿児島県ボクシング連盟 pic.twitter.com/dAzCqdhDj4— 鹿児島県ボクシング連盟 (@kbf2020) October 24, 2019
プロフィール
1995年12月12日
179cm 69kg
山形県
日大山形高等学校
中京大学
Wild.b sports
小学1年生でレスリングを始める
ガーナ人の父と日本人の母の元に生まれるボクサータイプ
主な成績
- 2017年全日本選手権ライトウェルター級4位
- 2018年全日本選手権優勝
- 中京大4年時国体ライトウェルター級準優勝
- 同全日本選手権ライトウェルター級3位
森脇唯人
◎75kg
森脇唯人3等陸曹 対 細野恭兵(近畿大学)
WP5-0で森脇3曹の勝利#ボクシング #森脇唯人 pic.twitter.com/1xy4XcQjUX— 自衛隊体育学校 (@pts_pr_official) November 24, 2019
プロフィール
1996年8月8日
188㎝ 78kg
中学3年まで極真空手
駒大学園高等学校定時制でボクシングを始める
法政大学
主な成績
高校総体ミドル級3位
2017年全日本選手権ミドル級優勝
2018年アジアボクシング競技大会テストイベント優勝
2018年コンスタンチン・コロトコフ記念国際トーナメント3位(技能賞)
以上が東京オリンピック出場を狙う注目選手です。
この中でも注目したいのが、田中亮明選手、堤駿人選手、成松大介選手。
成松選手はリオ大会の雪辱に燃える。ボクシング人生の集大成となるか。次に田中選手。
実弟の恒成とのプロアマ兄弟同時世界王者を夢見る。左ストレートを武器に軽量級らしか
らぬパワーボクシングで栄光への道を切り開いてほしい。そして最後に“ネクストモンス
ター”堤選手。プロ3階級制覇王者井上尚弥以来の高校6冠。日本人初の世界ユース制覇。
実績は申し分ない。正確かつ硬質なジャブ、巧みなポジショニングからコンビネーション。
そしてボルトで固定したかのような距離感。日本、世界が注目する中、いったいどれだけ
のパフォーマンスを見せてくるだろう
オリンピック代表選考について
オリンピック代表選手は、全日本選手権優勝者が選ばれます。但し世界選手権優勝者と異
なれば決定戦が行われる予定です。
出場枠は何枠?
東京オリンピック2020のボクシング出場枠は開催国枠が4枠用意されています。
オリンピック予選上位の選手が選ばれる。またアジア・オセアニア予選、世界最終予選にて自らの手で勝ち取ることもできる。
是非少しでも多くの選手が出場してほしいと願う。
尚、
東京オリンピックのボクシング競技は、7月25日(土)ライトヘビー級から始ま
り、8月8日(土)スパーヘビー級決勝戦まで、14日間、国技館にて行われる。