人類最速を決める東京オリンピック2020男子100m競争。
史上初五輪3連覇、現世界記録保持者のウサイン・ボルトが2017年をもって引退。
「ポスト・ボルト」の座を射止めるのは誰なのでしょうか。
東京で世界記録の更新はなるのでしょうか。
また、日本男子でも9秒台への時代へと突入。
1932年の男子100mの吉岡隆徳選手以来のファイナリストの可能性は?
このページでは以下について説明します
- 東京オリンピック男子100メートルの優勝予想選手
- 東京オリンピック男子100メートルの日程
- 過去の優勝者とタイム
Contents
東京オリンピック男子100メートルの優勝予想選手
驚異的な世界最速男ウサイン・ボルトの引退で、100mは接戦予想!
現在の世界記録はウサイン・ボルト選手のもつ9.58秒!はたしてコレを超える選手はいるのでしょうか!?
現在の各レコードタイム
・世界記録:9.58/選手名: ウサイン・ボルト(ジャマイカ)
・アジア記録:9.91/選手名:フェミ・オグノデ(カタール)・蘇炳添 (中国)
・オリンピックレコード:9.63/選手名 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)
・日本記録:9.97/選手名 サニブラウン・アブデル・ハキーム
東京オリンピック2020の優勝候補とファイナリストは2019年世界陸上の結果や自己ベスト記録から予想します。
2019年 世界陸上
1.クリスチャン・コールマン(アメリカ)9.76
2.ジャスティン・ガトリン(アメリカ)9.89
3.アンドレ.ドグラス(カナダ)9.90
4.アカニ・シンビネ(南アフリカ)9.93
5.ヨハン・ブレイク(ジャマイカ)9.97
6.ザーネル・ヒューズ(イギリス)10.03
7.フィリッポ・トルトゥ(イタリア)10.07
8.アーロン・ブラウン(カナダ)10.08
2019年 100m世界ランキング
1.クリスチャン・コールマン(アメリカ)9.76
2.ノア・ライルズ(アメリカ)9.86
2.ディビネ・オドゥドゥル(ナイジェリア)9.86
4.ジャスティン・ガトリン(アメリカ)9.87
5.アンドレ・ドグラス(カナダ)9.90
6.クラボン・ギルスピー(アメリカ)9.93
6.アカニ・シンビネ(カナダ)9.93
6.アーサー・シセ(コートジボワール)9.93
…
13..サニブラウン・アブデル・ハキーム(日本)9.97
16.小池祐貴(日本)9.98
21.桐生祥秀(日本)10.01
これらの2019年の記録を基に金メダル候補選手を予想します。
選手名 クリスチャン・コールマン
国籍:アメリカ
生年月日:1996年3月6日(24歳)※東京五輪時
身長体重:175cm/73kg
自己ベスト:100m 9.76
これまでの成績:2019世界陸上ドーハ100m・4×100mR金メダル
東京五輪優勝候補筆頭で「ポスト・ボルト」に最も近い存在の選手です。
昨年の世界陸上で金メダルをとり勢いにのっています。
60mは室内世界最高記録で、100mも世界歴代6位の記録。
選手名 ジャスティン・ガトリン
国籍:アメリカ
生年月日:1982年2月10日(38歳)※東京五輪時
身長体重:185cm/79kg
自己ベスト:9.74
これまでの成績:2004アテネ五輪100m金メダル・200m銅メダル
2005世界陸上ヘルシンキ100m・200m金メダル
2012ロンドン五輪100m銅メダル
2013世界陸上モスクワ100m銀メダル
2015世界陸上北京100m・200m銀メダル
2016リオデジャネイロ五輪100m銀メダル
2017世界陸上ロンドン100m金メダル
2019世界陸上ドーハ100m銀メダル
今年38歳を迎えるジャスティン・ガトリン選手。
ドーピング違反で4年間の出場停止処分があったものの、2004年より世界の舞台で戦い続けるベテラン選手。
選手名 ディビネ・オドゥドゥル
国籍:ナイジェリア
生年月日:1996年10月7日(23歳)
身長体重:170cm/70kg
自己ベスト:9.86
これまでの成績:全米大学選手権優勝
2018年までは100mの自己記録が10.10だっだが、2019年に9.86まで急成長した若手の急成長株です。ダークホースとなりそうです。
2019年の全米選手権、サニブラウン選手が9.97を出したとき、そのタイムを0.11秒上回りぶっちぎり優勝をした選手です。
選手名 ノア・ライルズ
国籍:アメリカ
生年月日:1997年7月18日(23歳)※東京五輪時
身長体重:180cm/70kg
自己ベスト:9.86
これまでの成績:2019世界陸上ドーハ200m・4×100mR金メダル
200mを得意とする選手で、300m室内世界記録保持者。
2019年の世界陸上ドーハでは100mには出場せず200mのみに絞り金メダル。200mは世界歴代4位の記録を持つ。
選手名 ヨハン・ブレーク
国籍:ジャマイカ
生年月日:1989年12月26日(30歳)
身長体重:180cm/80kg
自己ベスト:9.69
これまでの成績:2011世界陸上テグ100m金メダル
2012ロンドン五輪100m・200m金メダル
2016リオデジャネイロ五輪4×100mR金メダル
100も200mもウサイン・ボルト選手に次ぐ、世界歴代2位の好記録を持つ選手。
31歳にベテラン選手となったが、まだまだ世界の舞台で活躍している選手です。
選手名 アンドレ・ドグラス
国籍:カナダ
生年月日:1994年11月10日(25歳)
身長体重:176cm/70kg
自己ベスト:9.90
これまでの成績:2015世界陸上北京100m・4×100mR銅メダル
2016リオデジャネイロ五輪100m・4×100mR銅メダル、200m銀メダル
2019世界陸上ドーハ100m銅メダル
カナダ短距離界の第一人者で、前回五輪で3つのメダルを獲得している実力者です。
走り方が特徴的で右腕を伸ばしたまま走り、あまりにも珍しいので「アンドレ・アーム」と名付けられました。
ここからはファイナリストの可能性もあり?の日本人選手の紹介をします。
選手名 サニブラウン・アブデル・ハキーム
生年月日:1999年3月6日(21歳)※東京五輪時
出身地:福岡県北九州市
身長体重:188cm/83kg
自己ベスト:9.97
これまでの成績:2019世界陸上ドーハ4×100mR銅メダル
2019年に9.97の日本新記録を樹立した。
五輪選考記録の10.05をすでに突破している。
選手名 小池 祐貴(こいけ ゆうき)
生年月日:1995年5月13日(25歳)東京五輪時
出身地:北海道小樽市
身長体重:173cm/75kg
自己ベスト:9.98
これまでの成績:2018 アジア大会200m優勝
200mを得意とする選手ですが、2019年に100mで日本人歴代2位となる9.98を樹立。
五輪参加標準記録の10.05をすでに突破している。
選手名 桐生 祥秀(きりゅう よしひで)
生年月日:1995年12月15日(24歳)
出身地:滋賀県彦根市
身長体重:176cm/70kg
自己ベスト:9.98
これまでの成績:ロンドン世界陸上2017 4×100mR銅メダル
アジア選手権2019 100m優勝
ドーハ世界陸上2019 4×100mR
高校生の頃から日本のトップレベルの短距離選手で、2018年に日本人史上初の9秒台を記録した選手である。
五輪参加標準記録の10.05をすでに突破している。
選手名 山縣 亮太(やまがた りょうた)
生年月日:1992年6月10日(28歳)※東京五輪時
出身地:広島県広島市西区鈴が峰町
身長体重:177cm/74kg
自己ベスト:10.00
これまでの成績:2013・2018日本選手権 100m優勝
自己ベストの10.00は日本人歴代4位の好記録であり、10.0台を10回以上出している実力者。
しかし、2019シーズンは肺気胸と怪我により不本意なシーズンになる。
五輪参加標準記録は突破していないが、2020シーズンで突破し、東京五輪代表になる可能性も高い選手。
東京オリンピック男子100メートルの日程
予選 2020年8月1日(土)9:00~12:00
準決勝・決勝 2020年8月2日(日)19:00~21:55
開催国が日本のため、見どころの「準決勝・決勝」はゴールデンタイムに行われます。
過去の優勝者とタイム
2016:ウサイン・ボルト 9.81(リオデジャネイロ)
2012:ウサイン・ボルト 9.63(ロンドン)オリンピック記録
2008:ウサインボルト 9.69(ジャマイカ)
2004:ジャスティン・ガトリン(アメリカ)9.85
2000:モーリス・グリーン(アメリカ)9.87
まとめ
【東京オリンピック2020】男子100m金メダル(優勝)選手予想でした!!
優勝候補のクリスチャン・コールマンを筆頭に外人勢は9秒台を続出していますが、ウサイン・ボルトのように頭ひとつ抜け出したような存在の人はまだおらず、接戦予想です。
誰が優勝してもおかしくありません。もしかしたら2020年シーズンインして新たな若手スター候補選手が出てくるかもしれません!
そんな中、日本人も近年9秒台に突入しています。
世界陸上の結果を見ていると9秒台を出せばファイナリストの可能性は大だと思います。
今年のオリンピックは東京で開催ということもあり、地元の応援を力に変えてぜひ日本人選手に頑張って欲しいです。
また、「ポスト・ボルト」の座を射止めるのは誰なのでしょう。
陸上競技は選手の情報を知っているだけで楽しさが何倍にもなりますので、ぜひ東京五輪前にチェックしてみてください。