東京マラソンがあと数日に迫っています。
東京マラソンは世界屈指の高速レースとしても名高く、
残り1枠となった東京マラソンの代表枠を狙う戦いも繰り広げられます。
注目選手は現日本記録保持者と大迫傑選手と、元日本記録保持者の設楽悠太選手!
日本記録2時間5分50秒を切ることが東京五輪マラソン代表の条件ということで、
序盤から高速レースが予想されます。
さらに最近話題のNIKE厚底シューズを使用する両選手。
数々の区間新や日本新が出続けている高速レース化の波に乗って、東京マラソンで日本記録の更新が見られるか?
世間の期待も大きい大会です!
ここでは、注目2選手のプロフィールと、昨年の東京マラソンの順位、今年の順位を速報が入り次第掲載します。
このページでは以下のことを説明します。
・2020年の東京マラソンの速報
・大迫傑選手と設楽悠太選手のプロフィール
・2019年の東京マラソンの順位
・まとめ
Contents
2020年の東京マラソンの速報
中継を見ながら更新していきます。
1位:ビルハヌ・レゲセ 2時間4分15秒
2位:バシル・アブティ 2時間4分49秒
3位:シサイ・レマ 2時間4分51秒
4位:大迫傑(ナイキ)2時間5分29分
5位:ビタン・カロキ 2時間6分15秒
6位:エルハサン・エルアバシ2時間6分22秒
7位:アセファ・メングストゥ2時間6分23秒
8位:高久龍(ヤクルト)2時間6分45秒
9位:上門大祐(大塚製薬)2時間6分54秒
10位:定方俊樹(MHPS)2時間7分5秒
設楽悠太選手は16位の2時間7分45秒でした。
2時間10分を切るサブテン選手が日本人で19名も!!
ハイレベルな戦いになりました。
戦評
3月1日 9時10分にスタート
予想通りの高速レースの展開になりました。
MGCでは設楽悠太選手の飛び出しがあったものの、今回は大迫傑選手と井上大仁選手が先頭集団に食らいつき、設楽悠太選手が第2集団で前を追う展開になりました。
5km14分32秒、10km29分11秒と日本記録を1分以上上回るペースで進みます。
ハイペースのまま中間点まで進み、井上大仁選手と大迫傑選手が日本記録を1分も上回るペース、
設楽悠太選手のいる第2集団も日本記録を更新するペースで進みます。
中間点をすぎ、井上大仁選手から大迫傑選手が遅れはじめます。
大迫傑選手が視線を下に向けるなどしんどそうな仕草があったため、このまま井上大仁選手が日本人トップか思われました。
しかし、大迫傑選手が息を吹き返し32kmすぎで井上大仁選手に追い付くと、今度は井上大仁選手が苦しそうになり大迫傑選手から遅れ始めます。
32km以降、大迫傑選手は脇腹を押えたり苦しそうな表情をするものの、ペースを落とさず日本人1位全体の4位、2時間5分29秒の日本新記録でゴールしました!
設楽悠太選手は、第2集団から大迫傑選手を追うことはできず16位の2時間7分45秒。井上大仁選手は最後に失速し26位の2時間9分34秒。
メディアからも注目されプレッシャーも大きかったとは思いますが、さすが日本記録保持者のレース!という展開で、素晴らしいの一言です。
大迫傑選手の走りは、日本長距離界の刺激になったように感じます。
ゴール後のインタビューで「MGC以降、1人苦しい戦いだった」と涙を見せる場面もありましたが、東京五輪マラソン代表へさらに近付きました。
そして日本新記録のボーナス1億円ゲットおめでとうございます!!
3月8日のびわ湖毎日マラソンで大迫傑選手の2時間5分29秒を超える選手がいなければ、代表確定です!
大迫傑選手と設楽悠太選手のプロフィール
設楽悠太選手のtwitterに掲載されていました。
左が大迫傑選手、真ん中が設楽悠太選手です。右は神野大地選手で東京マラソンにマラソンエリートとして出場します。
大迫傑選手と設楽悠太選手は91年生まれの同級生で、学生時代からのライバルでした。
大迫傑(おおさこ すぐる)
所属:ナイキ・オレゴン・プロジェクト
生年月日:1991年5月23日(28歳)
出身地:東京都町田市
高校:佐久長聖高等学校
大学:早稲田大学
身長:170cm
体重:52kg
自己ベスト:2時間5分50秒(シカゴマラソン2018)
おもな実績:3000m,5000m,マラソン日本記録保持者
10000m日本学生記録保持者
ハーフマラソンアジアジュニア記録保持者
MGCでは3位であり、五輪マラソン代表の3人目の候補です。
2時間5分50秒を破る選手がいなければ、代表内定しますが、
東京マラソンは大迫傑選手本人の意向であり「日本記録を更新するつもりで参加します」とのことです。
設楽悠太(したら ゆうた)
所属:Honda
生年月日:1991年12月18日(28歳)
出身地:埼玉県大里郡寄居町
高校:武蔵越生高等学校
大学:東洋大学
身長:170cm
体重:48kg
自己ベスト:2時間6分11秒(東京マラソン2018)
おもな実績:マラソン、ハーフマラソン元日本記録保持者
2時間4分台が出なければ、五輪代表に決まっても辞退すると表明しており、東京マラソンで日本記録更新の期待がかかります。
2018年時に日本記録を出した同レースにて、日本新ボーナスの1億円に向けて世界基準の高速ペースに挑戦します。
2019年の東京マラソンの順位
1位:2:04:48 ビルハヌ・レゲセ
2位:2:06:48 ビタン・カロキ
3位:2:08:44 ディクソン・チュンバ
4位:2:09:41 サイモン・カリウキ
5位:2:10:21 堀尾謙介(中央大学)
6位:2:10:30 今井正人(トヨタ自動車九州)
7位:2:10:35 藤川拓也(中国電力)
8位:2:11:05 神野大地(セルソース)
9位:2:11:49 高久龍(ヤクルト)
10位:2:12:21 一色恭志(GMOアスリーツ)
5位~10位までを日本人選手が占めています。
2019年の1位のビルハヌ・レゲセ選手は今年も出走予定のため、今年の東京マラソンでも2時間5分切りが期待されます!
海外勢の選手は確かに強いですが、東京五輪マラソン代表がかかっているため
日本勢も海外選手に食らいつくようなレースになるのでは?と思います。
日本人注目ランナーと自己ベスト
3枠目をあらそう有力ランナーです。自己ベストを考えると、日本新記録に届く可能性があるのは、大迫傑選手、設楽悠太選手。井上大仁選手でしょうか。
選手名 | 所属 | 自己ベスト |
大迫傑 | ナイキ | 2時間5分50秒 |
設楽悠太 | HONDA | 2時間5分50秒 |
井上大仁 | MHPS | 2時間6分54秒 |
山本憲二 | マツダ | 2時間8分42秒 |
村山謙太 | 旭化成 | 2時間8分56秒 |
佐藤悠基 | 日清 | 2時間8分58秒 |
園田隼 | 黒崎ヘア間 | 2時間9分34秒 |
神野大地 | セルソース | 2時間10分18秒 |
まとめ
1月に行われた大阪国際女子マラソンでは松田瑞生選手が2時間21分47秒で設定記録を破り、東京五輪マラソン代表の3枠目に名乗りでました。
3月1日は東京マラソンで男子の代表3枠目が決まる大会です。
NIKEの厚底シューズを使用する両選手がどのような戦いをするのか、乞うご期待!
また、この2人の選手だけでなく、有力選手が多数出場します。
日本歴代3位の記録をもつ井上大仁選手などの2時間10分切りを達成している選手や
先日ハーフマラソン日本記録を出した小椋裕介選手など
実力派の選手から若手のスター候補まで誰が優勝するか分からない展開です!
東京マラソンまでに、出場選手のことを知っておくと、観戦がより楽しくなると思います!