2020年12月14日(月曜日)に札幌市営地下鉄南北線の北34条駅で浸水が発生しました。
テレビの映像では、連絡通路が水没している様子が見られました。
いまだかつてない地下鉄の水没で、現在も対処に追われているとのことです。
ここでは地下鉄34条駅の水没の復旧・運転再開の目途についてまとめました。
Contents
地下鉄34条駅の水没の復旧はいつ?
2020年12月15日火曜日時点では駅の復旧の目途は立っていません。
12月15日16:53より南北線前線(北34条駅通過)での運行が再開となりました。
地下鉄34条駅の運転再開はいつ?
【12月26日(土曜日)6時00分更新】
12月26 日(土曜日)の始発便より、2番ホーム(麻生方面)と出入口2番の供用を再開しました。現在、真駒内方面・麻生方面の両方向でご利用いただけます。
同駅では、引き続き、一部利用制限されている場所があるほか、対策工事のため振動や騒音などが発生する可能性があります。
12月21日(月曜日)始発より、1番ホーム(真駒内方面)のみでの供用を再開となりました。
また、駅の出入口は改修工事のため閉鎖している3番に加えて2番出入口も当面使用できません。
なお、その他駅施設のトイレ・駅事務室・券売機・エレベーターは使用可能です。
12月15日16:53より南北線前線(北34条駅通過)での運行が再開となりました。
北34条駅の現状
ポンプ作業により走行路面については復旧しました。
連絡通路についても水位は低下傾向にあり水位をコントロールできる状況まで改善しましたが、引き続きポンプ作業が必要な状況です。
ホースや一時貯水プールをプラットホームやコンコースに設置しているため、ホーム・コンコースとも使用できない状況です。
地下鉄駅浸水の概要
事故発生日時
2020年12月14日火曜日3時22分頃
発生場所
札幌市営地下鉄南北線北34条連絡通路
原因とその後の対処
12月15日(火曜日)15時00分時点でわかっていることは以下のとおりです。
1.一般的に駅での浸水対策として、最下層にある連絡通路のポンプ(処理能力:193リットル/分)とホーム階にある湧水槽のポンプ(処理能力:1,800リットル/分)と合わせて1,993リットル/分の処理能力を備えており、本市においては全ての駅を含めて、これまでに超過したことはありませんでした。
2.北34条駅の連絡通路のポンプ(令和2年11月5日に定期点検済)について、連絡通路の浸水量が下がった際に確認したところ、浸水時点まで稼働していたことを確認しました。
3.一方で排水量から浸水量を計算したところでは、14日は2,600リットル/分もの浸水があったと見込んでおります。
4.なお、調査において構造躯体から浸水している箇所を1箇所発見(赤い円で囲んだ箇所)しましたが、浸水量から複数個所があると考えており、抜本的な解消の目処は立っておりません。
札幌市交通局公式ホームページより引用
事故の概要
3時22分ころ、北34条駅連絡通路において、原因不明の浸水を確認した。
6時04分ころ、排水ポンプ(2台、後に1台追加)を設置し排水を開始したが、その後も水位が上がり走行路面に浸水する恐れがあるため、9時24分より北24条駅~真駒内駅間の折り返し運転を開始した。
10時37分より、消防隊によるポンプ排水作業を開始した。なお、南北線北24条駅~真駒内駅間の折り返し運転を継続中。また、麻生駅~北24条駅間は2台のバスで代替輸送を行っている。
11時06分ころ、北34条駅の走行路面上にも浸水を確認したことから、復旧にはかなりの時間を要する見込み。
札幌市交通局公式ホームページより引用
地下鉄南北線の運行時刻表
復旧の目途が立つまで折り返し運行をしているため、特別時刻表となっています。
詳細は札幌市交通局時刻表をご覧ください。
12月16日水曜日より、北34条駅は通過ですが平常ダイヤで運行します。
運転停止期間の代替バスの運行について
麻生駅~北24条駅間はバスで代替輸送をしています。
地下鉄北34条駅の臨時バス停の乗車場所
以下の図の通りになっています。
代替バスの運行時間間隔
代替バスの時刻表について調査しましたが、公表されていませんでした。
バスの運行間隔は、時間帯や道路状況にもよりますが、およそ5分程度~15分程度と公表されています。
まとめ
未だかつてない地下鉄の浸水事故で市民生活への影響を及ぼしていますが、早急に復旧され、一日でも早く通常の生活を送れることを切に願います。
最新情報が入り次第、情報追記していきます。