東京五輪開催まであと数カ月に迫りました。
各競技の日本代表チームには「○○ジャパン」や「○○ニッポン」という愛称があり、その名をよくメディアで耳にします。
今年の五輪は東京開催ということで、日本代表チームに期待がかかります。
ここではみんながよく知っている「○○ジャパン」から、そんな愛称もあったんだという「○○ジャパン」まで、多彩な愛称を紹介します。
みなさんは日本代表の愛称をいくつ知っていますか?
このページでは以下のことを説明します。
・日本代表に愛称がつくようになったきっかけは?
・東京五輪競技の愛称を紹介
・まだ愛称がついていない東京五輪競技は?
・まとめ
Contents
- 日本代表に愛称がつくようになったきっかけは?
- 東京五輪競技の愛称の紹介
- なでしこジャパン【女子サッカー】
- SAMURAI BLUE【男子サッカー】
- トビウオジャパン【競泳】
- 翼ジャパン【飛込】
- マーメイドジャパン【アーティスティック・スイミング】
- ポセイドンジャパン【水球】
- フェアリージャパンPOLA【新体操】
- 卓球NIPPON【卓球】
- 火の鳥NIPPON【女子バレーボール】
- 龍神NIPPON【男子バレーボール】
- 侍ジャパン【男子野球】
- マドンナジャパン【女子野球】
- ソフトジャパン【ソフトボール】
- ゴジラジャパン【柔道】
- バードジャパン【バドミントン】
- クルージャパン【ボート】
- さくらジャパン【ホッケー女子】
- サムライジャパン【ホッケー男子】
- 彗星ジャパン【ハンドボール男子】
- おりひめジャパン【ハンドボール女子】
- 波乗りジャパン【サーフィン】
- 日の丸セーラーズ【セーリング】
- 雷神ジャパン【空手】
- セブンズジャパン【7人制ラグビー男子】
- サクラセブンズ【7人制ラグビー女子】
- AKATSUKIFIVE【バスケットボール男女】
- 韋駄天スプリンターズ【男子短距離ナショナルリレーチーム】
- 椿スプリンターズ【陸上女子短距離ナショナルリレーチーム】
- 火ノ玉ジャパン【ボッチャ】
- ・まだ愛称がついていない東京五輪競技は
- まとめ
日本代表に愛称がつくようになったきっかけは?
日本代表に愛称がつくようになったきっかけは2004年の「なでしこジャパン」です。
女子サッカーの知名度を高めるために愛称を公募し、その結果、日本女子の凛とした美しさを表す「大和撫子」にちなみ選ばれました。
愛称決定後の2004年のアテネ五輪でなでしこジャパンは、優勝候補筆頭といわれていたスウェーデンに勝利します。
惜しくもメダルには届きませんでしたが、劇的勝利になでしこジャパンの知名度があがり、各競技の日本代表チームも愛称をつけるようになったようです。
それまでの日本代表チームは代表監督の名字や愛称にジャパンを加えるのが主流でした。
(サッカーの「岡田ジャパン」、「ジーコジャパン」など)
しかし「監督名JAPAN」の短所として
- 監督が変わると呼び方が変わる
- チーム作りの考えも変わり、前任者の考えが受け継がれない
- 選手の実力より、監督の名前や実力が際立ってしまう
ということがあり、日本代表チームは愛称で親しまれるようになりました。
東京五輪競技の愛称の紹介
なでしこジャパン【女子サッカー】
2004年に愛称が決定しました。
日本女性の美しさをたたえる【大和撫子】に由来しています。
SAMURAI BLUE【男子サッカー】
2009年公式採用されました。
BLUEは戦前からの日本代表チームのチーム色です。
SAMURAIの遺伝子の込められたBLUEが世界の伍して戦うということが愛称に込められています。
トビウオジャパン【競泳】
世界記録を次々に打ち立て【フジヤマのトビウオ】と呼ばれた古橋廣之進さんに由来しています。
トビウオのように世界で飛躍して欲しいという意味が込められています。
翼ジャパン【飛込】
2015年4月のに決定しました。
飛び込み台から翼が生えたように空中へ飛び出し、華麗に飛びこむ姿からこの愛称が採用されました。
マーメイドジャパン【アーティスティック・スイミング】
2006年にテレビ局が命名し、その後2010年に正式採用されました。
水中を自由自在に泳ぐ人魚に由来しています。
ポセイドンジャパン【水球】
ギリシヤ神話に登場するポセイドンのように力強くボールを支配する日本代表であってほしいという願いを込めて採用された。
フェアリージャパンPOLA【新体操】
2007年に決定しました。
公式スポンサーの化粧品会社の【POLA】が入る珍しい愛称です。
フェアリーは妖精という意味で、妖精のように舞うという意味を込めてつけられた。
卓球NIPPON【卓球】
2013年に決定しました。
「卓球王国日本の再興」の願いが込められています。
火の鳥NIPPON【女子バレーボール】
2009年に決定しました。
真っ赤に燃える火の鳥は情熱の象徴であり、心に情熱の炎をもやし世界王座奪還してほしいという願いが込められています。
龍神NIPPON【男子バレーボール】
2009年に決定しました。
天空を自由に駆け巡る龍神の強さと気高さのように、強く激しく気高く世界の頂点を目指し戦ってほしいという願いが込められています。
侍ジャパン【男子野球】
2009年のWBCの愛称は【サムライ・ジャパン】
しかし、2008年にホッケー日本代表が商標登録していた【さむらいJAPAN】に酷似しており話し合いが行われました。
その結果2012年より【侍ジャパン】として正式に使用されることになりました。
マドンナジャパン【女子野球】
2008年の女子ワールドカップが愛媛県松山市で開催されました。
愛媛が舞台となっている夏目漱石の小説【坊っちゃん】の登場人物のマドンナから命名された。
ソフトジャパン【ソフトボール】
2017年6月に協会が命名しました。
ソフトボールは一度五輪種目でなくなった過去があり、世界最強のチームとしてもっと多くの人から愛される競技へという思いがこもっています。
ゴジラジャパン【柔道】
2019年3月に発表。
試合の分析システムの名前が【ゴジラ】であり、商標保有の東宝より提案された。
しかし東宝との契約が年末までだったため、2019年だけの期間限定の愛称です。
そのため東京五輪では使用ができません。
バードジャパン【バドミントン】
2019年5月に発表されました。
バドミントンは空中線であり、球技の中で唯一羽を球にしていることに由来しています。
クルージャパン【ボート】
2009年にロゴマークも決定し、そのころから日本ボート協会公式サイトで使われるようになった。
さくらジャパン【ホッケー女子】
2007年に公募により決定しました。
親しまれ、愛され、気品と優しさを持つチームにという願いを込め、日本を代表する花の【さくら】の名にちなみ命名されました。
サムライジャパン【ホッケー男子】
2008年3月に発表されました。
競技で使用するスティックを刀に見立てて命名されました。
彗星ジャパン【ハンドボール男子】
2018年6月に公募により決定しました。
女子の愛称が先に決まり、男子もと公募したようです。
女子のおりひめジャパンに対して「ひこぼしジャパン」と期待されていましたが、彗星ジャパンに決まりました。
シュートの軌跡が彗星のようで、試合もスピーディーなイメージから命名されました。
おりひめジャパン【ハンドボール女子】
2013年に発表されました。織姫が天の川を渡るように、日本が世界へ華麗に羽ばたいてほしいという願いと、七夕の7月7日でありハンドボールは1チーム7人で行い7対7で戦うことをかけて命名されました。
波乗りジャパン【サーフィン】
2016年、東京五輪の新種目としてサーフィン追加が決まった後の記者発表にてて愛称が発表されました。
日の丸セーラーズ【セーリング】
2015年に公募により決定しました。
応援団長には俳優の加山雄三さんを採用しています。
雷神ジャパン【空手】
2015年6月に発表されました。
稲妻の光が、試合中の突きや蹴りのスピード感に通じること、英語で太陽が昇ることを意味する【ライジング】をかけて命名されました。
セブンズジャパン【7人制ラグビー男子】
15人制のラグビーが世界的によく知られているため、7人制の【セブン】を強調して命名されました。
サクラセブンズ【7人制ラグビー女子】
2013年に公募により決定した。
誇り・絆・ひたむきな姿勢などの価値観をジャージの胸にある桜に重ね命名されました。
AKATSUKIFIVE【バスケットボール男女】
2016年協会が命名しました。
日本代表チームのユニフォームの黒×赤を日出ずる国・日本の日の出【暁】のなぞらえて、そこにコートで戦う5人の選手を組み合わせて命名されました。
競技ではなく種目にも愛称が!!!
韋駄天スプリンターズ【男子短距離ナショナルリレーチーム】
2014年に命名されました。
足の速い神様とされる「韋駄天」のように、日本を代表するスプリンターたちが、どの国よりも速くトラックを駆け抜けてほしいという願いを込めて命名しました。
椿スプリンターズ【陸上女子短距離ナショナルリレーチーム】
2014年に命名されました。
「椿」のしなやかな枝のように力強く、そして日の丸のような赤い花を咲かせ、世界で輝いてほしいという願いをこめて命名されました。
パラリンピック競技にも愛称が!!
火ノ玉ジャパン【ボッチャ】
宇宙誕生の大爆発を火の玉に例え、まだまだ認知度の低いパラリンピック競技全体を知ってもらうために、ボッチャが火の玉宇宙になれればという願いが込められています。
・まだ愛称がついていない東京五輪競技は
- トランポリン
- アーチェリー
- ウエイトリフティング
- ボクシング
- カヌー
- テニス
- ビーチバレーボール
- トライアスロン
- スケートボード
- スポーツクライミング
- 自転車競技
- 馬術
- レスリング
- テコンドー
- 射撃
- フェンシング
- 近代五種
- ゴルフ
まとめ
みなさんは日本代表の愛称をいくつ知っていましたか?
誰もが知っている愛称から、初めて聞くという愛称まで様々な愛称がありました。
東京五輪前に日本代表の愛称を知っておけば、競技の応援の際に「○○ジャパン」「○○ニッポン」と盛り上がると思います。
また、まだ愛称がきまっていない競技もあるようです。
もしかしたら、今後愛称の公募があるかもしれませんね。
東京五輪前に競技と日本代表の愛称をぜひ覚えてみいてください!!