2020年1月の大相撲初場所、白鵬・鶴竜の両横綱の休場や高安の大関昇進ならず、豪栄道の大関陥落など残念なニュースもありましたが。
盛り上がりと驚きを見せたのが、西前頭17枚目の徳勝龍(木瀬)の躍進でしょう。
追記
2020.1.25 徳勝龍が優勝しました!!おめでとうございます
この記事では歴代の幕尻/平幕優勝力士を調べてみたので参考にしてくださいね。
幕尻とは
大相撲の幕内力士の番付は、上から「横綱」「大関」「関脇」「小結」と役がつづき、それ以下を「前頭」と呼びます。前頭はおおむね15番目前後で存在し、数字が増えるつれ番付がさがり、その場所の1番大きい数字の前頭が「幕尻」とよばれます。
歴代の幕尻/平幕優勝力士
歴代の平幕優勝力士
過去に平幕優勝力士は30名いたといわれています。
場所 | 地位 | 四股名 | 成績 |
---|---|---|---|
1909年(明治42年)6月場所 | 東前頭7 | 高見山酉之助 | 7勝3分 |
1914年(大正3年)5月場所 | 東前頭14 | 両國勇治郎 | 9勝1休 |
1922年(大正11年)1月場所 | 東前頭4 | 鶴ヶ濱増太郎 | 9勝1敗 |
1926年(大正15年)5月場所 | 西前頭8 | 大蛇山酉之助 | 10勝1敗 |
1930年(昭和5年)5月場所 | 東前頭5 | 山錦善治郎 | 11戦全勝 |
1931年(昭和6年)10月場所 | 東前頭4 | 綾櫻由太郎 | 10勝1敗 |
1933年(昭和8年)1月場所 | 幕内格別 | 男女ノ川 | 11戦全勝 |
1939年(昭和14年)1月場所 | 西前頭17 | 出羽湊利吉 | 13戦全勝 |
1945年(昭和20年)6月場所 | 東前頭1 | 備州山大八郎 | 7戦全勝 |
1953年(昭和28年)5月場所 | 東前頭6 | 時津山仁一 | 15戦全勝 |
1957年(昭和32年)11月場所 | 東前頭14 | 玉乃海太三郎 | 15戦全勝 |
1960年(昭和35年)5月場所 | 東前頭4 | 若三杉彰晃 | 14勝1敗 |
1961年(昭和36年)5月場所 | 西前頭13 | 佐田の山晋松 | 12勝3敗 |
1964年(昭和39年)7月場所 | 西前頭9 | 富士錦猛光 | 14勝1敗 |
1968年(昭和43年)3月場所 | 東前頭8 | 若浪順 | 13勝2敗 |
1972年(昭和47年)1月場所 | 西前頭5 | 栃東知頼 | 11勝4敗 |
1972年(昭和47年)7月場所 | 東前頭4 | 高見山大五郎 | 13勝2敗 |
1975年(昭和50年)7月場所 | 東前頭1 | 金剛正裕 | 13勝2敗 |
1976年(昭和51年)9月場所 | 西前頭4 | 魁傑將晃 | 14勝1敗 |
1984年(昭和59年)9月場所 | 西前頭12 | 多賀竜昇司 | 13勝2敗 |
1991年(平成3年)7月場所 | 東前頭13 | 琴富士孝也 | 14勝1敗 |
1991年(平成3年)9月場所 | 東前頭5 | 琴錦功宗 | 13勝2敗 |
1992年(平成4年)1月場所 | 東前頭2 | 貴花田光司 | 14勝1敗 |
1992年(平成4年)7月場所 | 西前頭1 | 水戸泉政人 | 13勝2敗 |
1998年(平成10年)11月場所 | 西前頭12 | 琴錦功宗 [注 7] | 14勝1敗 |
2000年(平成12年)3月場所 | 東前頭14 | 貴闘力忠茂 | 13勝2敗 |
2001年(平成13年)9月場所 | 東前頭2 | 琴光喜啓司 | 13勝2敗 |
2012年(平成24年)5月場所 | 西前頭7 | 旭天鵬勝 | 12勝3敗 |
2018年(平成30年)1月場所 | 西前頭3 | 栃ノ心剛史 | 14勝1敗 |
2019年(令和元年) 5月場所 | 西前頭8 | 朝乃山英樹 | 12勝3敗 |
歴代の幕尻
歴代の幕尻優勝者として本ブログが確認出来たのは以下の3人です
出羽湊利吉
1939年1月場所:前頭17枚目 13戦全勝での優勝
- 最高位 東関脇
- 生涯戦歴:197勝158敗1分35休(41場所)
- 幕内戦歴:121勝120敗1分35休(21場所)
- 優勝回数:幕内最高優勝1回、十両優勝1回、幕下優勝1回
貴闘力忠茂
2000年3月場所:東前頭14枚目 13勝2敗で優勝
- 通算成績:754勝703敗
- 幕内成績:505勝500敗
- 幕内最高優勝:1回
- 幕下優勝:1回
徳勝龍誠
鬼の形相。徳勝龍すごいな#sumo pic.twitter.com/NfEItq8Vgh
— みやびん (@hutago5) January 25, 2020
2020年1月場所:前頭17枚目 14勝1敗
- 通算成績:423勝409敗
- 幕内成績:157勝203敗
- 十両成績:192勝168敗
大相撲の本場所優勝で賞金額は、各段ごとに決まっており、その金額は以下の通りとなります。
大相撲の優勝賞金は?
幕内:1,000万円(三賞は殊勲・敢闘・技能各200万円)
十両:200万円
幕下:50万円
三段目:30万円
序二段:20万円
序の口:10万円
大相撲の動画配信
実は大相撲にもネット動画配信サービスがあります。
2020年初場所は若乃花さんが解説をしていました。
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まとめ
歴代(過去)の幕尻/平幕優勝力士は誰?徳勝龍以外にいるのか調査!でした。
歴代の平幕優勝力士は30名、平尻優勝は2名となり、徳勝龍が優勝すれば20年ぶりの快挙です。
追記
2020.1.25 徳勝龍が優勝しました!!おめでとうございます
情報等不足点や間違いがあればぜひ教えてくださいね。